借金の法則 2011 7 30

 一般的に、借金というものは、借り手の悩みとなるが、
それが巨額のものになると、今度は、貸し手の悩みとなる。
 7月29日のロイターニュースによると、
中国の新華社通信は、アメリカ経済が、
危険なほど無責任な政治の「人質」になっていると指摘し、
アメリカの政治家がデフォルトをもてあそんでいると、
強い調子で批判したとあります。
 確かに、外国から見れば、
アメリカの政治家は苦労しているというよりも、
デフォルト騒動という「火遊び」を楽しんでいるようにも見えます。
 さて、欧州の悩みの深さからすると、
ギリシャに、いくらつぎ込んだか、見当がつくでしょう。
借金の注意事項に「借りすぎに注意」とありますが、
本当は、「貸しすぎに注意」でしょう。
 ところで、本来ならば、日本も債権者ですが、
日本の政治家たちは、アメリカに寄贈したと思っているから、
アメリカの政府債務の問題には無関心です。
安心して政争に明け暮れています。
 中国人は、「本当に返してくれるだろうか」と思うと、
心配で夜も眠れなくなっている。







































































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